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2016年06月02日

エピローグ

エピローグ

ほどなくしてチビロボは両親に再会しました



「「チビロボ!」」

「ダマってでテいッてゴめンなさイ…」

「いいのヨ、長老さまから話は聞いているワ」

「私たちもお前の気持ちに気づけなくてすまなかっタ
おまえは間違いなくワタシたちの息子ダ」

「ウん、アリがとウ
オトうさんオカアさん!」

「花は必ず咲くワ
だってあなたはこんなにやさしい子なんですもノ」

「そうだナ、とにかくお家にかえろウ
お腹もすいただろウ」

「ウん!おなカがスいてたラ、ゲンきガでなイもんネ!」

親子は仲良くお家に帰りました

「さあ、ついたわヨ
チビロボも帽子をぬいできなさイ」

「ウん」

チビロボが帽子をぬいだとき、両親は驚きました!

「チビロボ、おまえ頭のうエ…!」

「エっ!?」



そう、チビロボの頭にキレイなキレイな花が咲いていたのです!

「おめでとウ!それガ、おまえの花ダ!」

「…ウぅン、コレはボくがであッたミンながサかせてくれタハナだよ
ミんなのヤさしイキモチでできタハナなんダ
ダカらボクはこのハナをタイせつにすルよ
みんナのようニ、ボクもヤサしくツヨクいきテいキたいから!」

チビロボの頭に咲いた花

その花はまぎれもなく

なにより強く、なによりやさしいチビロボの心の花でした


Fin
  


2016年06月01日

最終章 花が咲かずとも…

最終章 花が咲かずとも…



「ぼうや!良かった!」

仔犬ちゃんのお母さんが駆け寄ります

「よくぞ無事でいてくれた!」

仔犬ちゃんのお父さんも嬉しそうです

「うん!このロボットのお兄ちゃんがぼくを助けてくれたんだ!」

「そうなんですか、どうもありがとうございます!なんとお礼を言ったら良いか…」

「イえ、ぼクはついテアゲるコトしかでキなクテ、それマデにアッたやさしイカタたちニたすケテモラったオカゲです。」



「そんなことないよ!お兄ちゃんがぼくを助けてくれたんだよ」

仔犬ちゃんはチビロボにそう言いました

「そうだね、この子の言うとうりだよ
きみはやさしいロボットさんだね」

「いエ…」

「きっときみが出会った方たちは、きみのやさしさにふれたからこそやさしくしてくれたのだよ
本当にありがとう」

「あなた、このロボットさんもしかして…」

「あっ!さっきロボットの夫婦にうちの子を見ませんでしたかと聞かれたよ
ひょっとしてきみのことではないかい?」

「きットオトうさんタチだ…」

「お兄ちゃん、大丈夫だよ!お花が咲いてなくてもお兄ちゃんはお兄ちゃんだよ!」

「…ソウだネ、アリがとウ!ボクもかえルよ」

「ありがとう!またね!」

チビロボは自分を探してくれている両親のもとにむかいました
  


2016年05月31日

第6章 助けたのは…

第6章 助けたのは…

二人は川辺にやってきました

「はやく〜!」

「マって、アブナいヨ!」

仔犬ちゃんが前方不注意になったそのときです

「あっ!」



仔犬ちゃんが川に落ちてしまったのです!

「タ、たイへんダ!」

チビロボはすぐに駆け寄りますが、彼は泳げません

「ド、どうシよウ…!」

「お兄ちゃん!助けて!」

「っ!ぼクガたすケなキャ…!」

チビロボが川に飛び込もうとしたまさにそのとき、後ろから声がしました

「待ちな、俺が助けてきてやるよ」

「エっ!?」

その言葉と同時に川になにかが飛び込みました



そして仔犬ちゃんを抱きかかえると川岸までつれてきてくれたのです

「ほら、引き上げてやんな」

そう言って仔犬ちゃんを助けてくれたのは、カッパさんでした

「アリガとうゴざイマス!アリがとウござイマス!」

チビロボは何回もお礼を言いながら、仔犬ちゃんを引き上げました

「カッパさん、助けてくれてありがとう…」

仔犬ちゃんがお礼を言うと、カッパさんは

「お礼なら泳げもしないのに君を助けようとしたそのロボットさんにいうことだね
彼が自分の身をかえりみず君を助けようとしなければ俺も協力しようとはしなかったかもしれない
彼の君を助けようとする思いが、君を助けたのさ」

「そうなんだ…、ありがとうお兄ちゃん!」

「ソンなコトナイよ!かっパサンがいなカッたら…、アレ?」

チビロボがそう言って振り返った時には、現れた時と同じようにカッパさんはいなくなっていました

「カッぱさん、アリがとウ…」

すると、遠くから声が聞こえてきました

「おーい!」

「あっ!お父さんとお母さんだ!」

どうやら二人の旅も終わりに近づいてきたようです。



  


2016年05月29日

第5章 心の花が咲くには…

第5章 心の花が咲くには…

二人は森を抜け、長老の家に着きました

「お邪魔しまーす」



「おや、チビロボにその子は…」

「コノこのこトをしっテルんデスか!?」

「あぁ先ほどその子の両親がきてな、川辺のほうを探しに行くと言ってさっき出て行ったばかりじゃよ」

「やった!こんどこそ会える!」

「良かったのう。ところでチビロボや、何か聞きたいことがあるんじゃないかい?」



「エっ!?なんデワカるんデすカ!?」

「ほっほっほ、長く生きとるといろいろわかるもんじゃよ」

「ジツは、アタマのおハなのこトなんデスけど…」

「そうかそうか、その花は心の花と言って一生懸命生きる者たちのやさしい気持ちにふれると成長する花なんじゃよ。おまえさんは箱入り息子だから、両親以外の他の者たちのやさしさにふれる機会が少なかったのが、花が咲かなかった理由じゃろうて」

「ジャあ…」

「いろんな者たちのやさしさに触れれば花も咲くじゃろう、あせるでないぞ」

「おにいちゃん!はやくはやく!」

「ほれ、あの子に置いてかれてしまうぞ」

「アっ、まっテ!チョうろウさマ、ありガトう!」

「ほっほっほ、滑って川に落ちないようにな」

チビロボは長老にお礼を言うと仔犬ちゃんを追いかけて行きました
  


2016年05月28日

第4章 腹が減っては…

第4章 腹が減っては…

「いないね…」

りんごの森についた二人ですが、仔犬ちゃんの両親は見つかりません

「このままもう会えないのかなぁ…」

「そンなこトナイよ!ゲンきダして!」

チビロボが励ましますが、仔犬ちゃんの元気が出ません

「そんなときはここのりんごを食べ〜や!」

「「わっ!?」」



突然話しかけてきたのは、おさるさんでした

「腹が減っとると元気で〜へんで!ほれ、これやるから元気だし〜」

そう言うとりんごを二人にくれました

「ありがと〜おさるさん!」



「ええってええって、それよりその子迷子なんか?」

「そウなんデス…」

「困ったときは長老のとこに行くとええで、みんな困ったときはあそこに行くからな」

「そウデスね、ソウします。アリがとウござイマス!」

「おう、しっかり面倒みるんやで!お人好しの兄ちゃん!」

おさるさんに見守られながら二人は、長老のところに向かいました
  


2016年05月27日

第3章 歌声に誘われて…

第3章 歌声に誘われて…

二人が歩いていると、どこからかステキな歌声が聞こえてきました

「わぁ、ステキな歌声だね!」



歌声の方へ近づくと鳥さんと黒ウサギさんがセッションしていました

「すてキナうたデすね」

「あら、ありがとう!今度ライブをするからぜひきてね!」

と黒ウサギさんは言いました



「ハい、ぜヒ!とこロで、こノへんデこのコノおやゴサンをミナカッタですカ?」

すると鳥さんが

「そういえば、さっき飛んでいたときオロオロしてる犬の夫婦がりんごの森の方に向かっていったよ」

「きっとお父さんとお母さんだ!」

「あリガとう!よシ、いこウ!」

「気をつけて行ってらっしゃい、可愛いおチビちゃんと優しいロボットさん」

歌声に見守られながら、二人はりんごの森に向かいました
  


2016年05月26日

第2章 迷子の迷子の…

第2章 迷子の迷子の…



出発してほどなく、チビロボは泣いている仔犬と出会いました

「ドうしタノ?」

チビロボが話しかけても仔犬は泣くばかりです

「コまっタなァ…、そウだ!こレをアゲるからナかナイデ」

チビロボは自分の大好きなバナナを仔犬にあげました



「うん…」

仔犬はようやく泣き止んでくれました

話を聞くと両親とはぐれて迷子になってしまったようです

「ナらぼクが、いっショにサガしテアげルよ」

「ほんとう⁉︎ありがとうロボットのおにいちゃん!」

こうしてチビロボに旅のお供が出来ました   


2016年05月25日

第1章 旅立ち乁( ˙ω˙ 乁)

第1章 旅立ち



もしかしたら自分はお父さんとお母さんの子ではないかもしれない

そう思うとチビロボは両親にお花のことを聞くことが出来ませんでした

「そウだ!」



チビロボはお花のことを聞くためにものしりな長老ロボに会いに行くことにしました

大好きなお菓子を持って、お気に入りの麦わらぼうしを被って

いざ出発です!   


2016年05月24日

プロローグ乁( ˙ω˙ 乁)



プロローグ

それはやさしいやさしい世界の物語です

あるところにロボットの親子がおりました

とても仲の良い親子なのですが、ひとり息子の「チビロボ」には悩みがありました




お父さんとお母さんのあたまにはキレイなお花が咲いているのに、

自分のあたまにはなにも生えていないのです

「ドうしテ、ぼクニハおはナガさかなインダろウ?」

チビロボはそのことを考えるととても哀しくなりました   


2016年05月23日

連続あみぐるみ物語「麦わら帽子は知っている」掲載します乁( ˙ω˙ 乁)



こんばんは
掲載をば

ちょっと前に作ったあみや横丁初のあみぐるみ絵本
「麦わら帽子は知っている」

この話を明日から1日1エピソードずつ
載せていこうと思います乁( ˙ω˙ 乁)

というのもそもそもこの本
世界に3冊しかなく、
しかも現在そのうちの2冊が手元にある状態です。
これではいろんな方にみてもらうことも叶わず、
ならブログに載せればえぇやん╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
ということで、載せてみることにします乁( ˙ω˙ 乁)

全9エピソードなので、9日間の投稿になりますが
よろしかったらお付き合いくださいませm(_ _)m

もし見た方いらっしゃいましたら
気軽に感想コメントしていただけると
嬉しいです乁( ˙ω˙ 乁)

ではまた